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hanautaーハハのひとりごとー

理想のお母さんなんてない。お母さんになったって“自分”らしくあること、心のままに怒って泣いて笑うこと。

子育てって毎日休みなしで、疲れやストレスがどうしても溜まってきてしまうし、

そうすると体が怠かったり、眠たかったり、気持ちもイライラしてつい怒りっぽくなったり。

前はそんな風になる自分が嫌で、息子の寝顔を見ながら落ち込んで、自分のことを責めたりして。

“お母さんなんだからいつだって、優しく、子供を優先に、寛容に、できるだけ笑顔で…”

少し前まで、そんな『理想のお母さん』になりたがっていた自分がいて、子供の前でそうならないといけないように感じていて

息子に対してイライラしたり怒ったりすると何だか必要以上に落ち込んでしまったり、自分は母親に向いてないな…なんて思ったりして。

はじめて『お母さん』になった私は、そんな風にすごく肩張って頑張ろうとしていたけど、

でもそれって無理なんだなぁと…2、3年目の今ようやく分かって来た。

私が思い描いてた『理想のお母さん』には、とても程遠い自分を受け入れてしまえば何だかすごく気が楽になった。

お母さんだって怒ったり、悲しんだりする。されたら嫌なことだって当然あるし、自分のやりたいことが思うようにできなくてストレスが溜まったりする。

それを全部我慢して飲み込もうとする自分は何だか全然自分ではなくて。

自分ではない何かになりきって子育てをするなんて、全然楽しくなくて、息苦しくて。

『理想のお母さん』なんてなれないやって投げ出してしまっても、それでも私はたぶんそれなりにお母さんになれている。

家事は手抜きするし、子供に対して雑な対応しちゃう時なんかたくさんあるし、怒るし悲しむし、嫌なことは嫌と言うし、楽しいとはしゃぐ。

全然完璧じゃないし素敵じゃない。でも、これが“私”がお母さんになった姿なんだなぁと思えるようになってきて、

前よりも子育てが気楽で、息子と過ごすことが前よりももっと楽しく感じられているような気もする。

『理想のお母さん』なんてない。自分のままで良い。

その方がたぶん、ずっと人間らしくて良い。

お母さんだって十人十色で、自分を他の誰かと比べる必要もない。

お母さんだって“自分”らしくあること、心のままに怒って泣いて笑うこと。

(理想を持つのがいけないんじゃなくて、思い描く理想の姿になれない自分を責めなくて良い、そのままで大丈夫、っていうこと)